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かつて私はよき母親になることを夢見ていました。
かわいい子供の小さな手をパパとママが片方づつ握りしめ、
その間で子供はニコニコ微笑んでいる。そんなイメージに憧れていました。
けれど現実は違っていました。
妊婦さんになるとこれまでと生活がガラリとかわります。
まず、おしゃれができなくなります。自転車にも乗れません。
いつもの時より体は暑いのに体を冷やしてはいけません。
食べ物にも気を使います。
産まれてからはさあ大変。私は母乳だけでは足りなかったので、
母乳とミルクの混合でした。3時間ごとの授乳、おしっこやうんちの世話。
どこに行くにも抱っこか乳母車で。何をやっても泣き止まなかったり、
病気の時は途方にくれ、元気な時は、片時も目が話せません。
トイレにだってゆっくり入れませんでした。
一日中親子だけで家の中にいると気が狂いそうになる日もありました。
「どうしてこんなに子育てが楽しめないのだろう?」
「小さい頃は特に、母親の愛情をたっぷりと与えてあげなきゃ・・」
頭の中ではわかっているのに、本当は子育てを楽しみたいのに、
現実は我が子にイライラ。夫にイライラ。そして自分にもイライラ。
ブチ切れて、罵声を浴びせる、手を出す。
そして挙句の果ては自己嫌悪の悪循環。
思うようにならない育児、それに加えて夫への失望、
自分ひとり世間から取り残されていくような不安。
そんなものに心が占領されて自分が何か欠陥のある人間のように感じていました。
今振り返れば、それは子供のせいではなく、私の心の問題だったのです。
原因は私の中にインナーチャイルドがいたからです。
私はその子にけいたんという名前をつけました。
けいたんはかつて自分がワガママをしたい時にできなかったのです。
だから我が子のワガママも許せないのです。
けいたんの父親は無駄使いが大嫌いでした。
我が子とのショッピングは、やれジュースだの、
アレに乗りたい、コレが欲しいのオンパレード。
NOといった時のふくれっつらに嫌悪感すら抱きます。
けいたんは両親から楽しい雰囲気や、ポジティブな言葉を
聞かされていなかったので、大人になった時、
我が子を褒める事が苦手です。
そしてつい悪い所にばかり目につきます。
けれど私がけいたんの存在に気付いてからは、
私がけいたんを愛してあげるようにしました。
愛するというより、受け入れるという方が近いでしょうか。
そしてしばられていた禁止令をどんどん解いていきました。
嫌な時はNOといっていいんだよ。
泣きたい時は泣いていいんだよ。
楽しんでいいんだよ。
苦手な所、できない所があっていいんだよ。
はめをはずしたっていいんだよ。
やりたいことをやっていいんだよ。
人からどう思われるか、気にしなくていいんだよ。
愛されていいんだよ。
愛していいんだよ。
人間は無意識のうちに様々な禁止令を自分に課しています。
必要でなくなった禁止令は解いてあげるとラクに生きられます。
そして、禁止令を解くと、自分を裁くことが減り、
自分の事が好きになっていきます。するとどうなるでしょう?
我が子にもやさしくなれたのです。
自分の子供が愛せないお母さん、それはもしかしたら、
愛せない根本的な原因は子供の行為そのものよりも、
あなた自身の中にあるのかもしれません。
あなたの心の中に住んでいるチャイルドが泣いていたり、
暴れているのかもしれません。
あるいは、夫婦の関係がうまくいっていないのであれば、
「お父さん(お母さん)ともっと仲良くして欲しい」という無意識の
子供達からのメッセージなのかもしれません。
家族を守る為に子供が様々な役割を演じてくれていることだってあるのです。
それは将来子供たちが大きくなって自分らしく生きたいと思っても、
その役割を演じる癖がついてしまっていると、苦しむことになります。
子供にとって、誰かから無条件に大切にされた、愛されたという経験を
少しでも多く持つ事が大切なのではないでしょうか?
それがわかっていてもできずに悩んでいるお母さん、
ここに来て自分の心を開放してみませんか?
あなたのお子様が将来、誰かをしっかりと愛して、自分らしく、楽しく生きていける為に。
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